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2005年03月14日

銀曜日のおとぎばなし・ふたたび

 一度読んではまると、続きが読みたくなってたまらなくなる性分の私です。真夜中にこんばんは(笑)。

なんと、真夜中に立ち寄った古本屋さんで、「銀曜日…」がまとめて書棚に!
ええ、迷うことなく即買いです。
あ、写真に1巻が無いのは、1巻だけ在庫なかったからで、そのかわり1巻は文庫版
(この巻の解説文は小田空さん。「空くんの手紙」持ってます(笑))のを買いました。
ちなみに3巻は前にもここで書いた通り、この間個別に買ったモノで、偶然カバンに入っていたモノを撮影しました。

例によって、ファミレスで全巻読破。
あぁ、やっぱりポー大好きだなぁ。o(^-^)o

ところで、この作品の中で描かれているテーマと言えば、(個人的な見解です)異民族との融和、報復の連鎖のむなしさ、外の世界を知ることの重要性、肉親の愛、永遠の命の残酷さ、マイノリティとの接し方の難しさ…などなど、かわいい絵柄の奥に、さりげなくハイブロウなモノが隠されているわけですが、最近の低年齢層少女向けマンガには、こういう系統の物語は受け継がれているのでしょうか?

おもちゃやアニメ化で小銭を稼ぐのも、決して否定はしません。むしろ商業作品には必要最低限の事です。そのお代が次の創作への礎!みたいな側面もありますから…。
が、そればかりを狙った作品ばかり…という状況もどうなんでしょうね…と思う今日この頃です。
今の子供達にも見せたいなぁ、コレ。
っていうか、こういうモノこそ見せるべきでしょ?違うか?

最終回も「全編の終わり!チャンチャン♪」…という終わり方じゃなく、第●部終了…みたいな終わり方なので、「銀曜日…」に関しては、再開するとかリメイクするとかしてもいいのではないのかなぁと思ったり…。

あぁ、でも今アニメ化という話になると、おもちゃとかメディアミックスとかで、いろいろ大人の展開になっちゃうんだろうなぁ…。
やだな、汚されてしまうようで、とてつもなくやだな。
やっぱりこのままで終わるのが一番いいのか?

うーん、矛盾。(>_<)

とまぁ、こんなことも考えてしまうくらい、この作品が好きってコトなんでしょうね、私は…。(笑)

Posted by くおんみどり at 2005年03月14日 04:25 | トラックバック

コメント

> 元漫画少女さん

コメントありがとうございます。

母親の愛情もそうですが、男親(ピーターのおじいさん)の不器用さとか、アーサーさん(単行本6巻)の心象とかもグッとくるモノがありますね。

あと個人的には、人とのふれあいが極端に少ない、放任で育てられた子供のメタファが、最初の方のシャーロットなのかな?と感じました。
未成年が信じられない様な事件を起こしたり、殺人を犯したりして、その子の自供をニュースとかで聴いた時、その不条理さに、ふと「この世の住人では無いんじゃないか?」感が一瞬よぎったことはありませんか?

愛情を感じず育った子供は、モノや人を愛でる気持ちはあるけれど、歪んだ愛で方を修正されないまま世間に出ていくので、結果周囲との軋轢を生むしか無い状態に…しかも本人にその自覚が無い、みたいな。
眼に見えない愛情も重要ですが、子供はまだ情報処理能力が未発達なので、眼に見える分の愛情も必要なんですよね。
はっきりと自覚するのも重要なんです。(無論、重くなり過ぎない程度に、というのが条件ですが)

※子供はまだ情報処理能力が未発達
1例で言うと、赤ちゃんが「いないいないばぁ」で喜ぶのは、赤ちゃんは親の顔(の単純なパーツ配列の具合など)、声、におい、などで認識するそうで、その顔の情報が手で消されると、実際には目の前にいるのにも関わらず、赤ちゃんは親が目の前からいなくなったと認識するそうです(空間認識も未熟なので)。しかし次の瞬間、親の顔が突然あらわれるので、安心してほっとして喜ぶ…というのが仕組みだそうです。

…と、某大学の講義で聴いた事を書いてみる。(゚Д゚;)

と、話が重くなりましたが(笑)、リメイクとかが無理ならば、大判にして子供にも読みやすい形で再版してほしいですよね。
文庫版もいいけど、子供には読みにくいかなぁと思ったり。

余談ですが、一時期、「びっくりしすぎて怒ったー!」とか「…がぱんぱんになるくらいに…」という口調がこっそりmyブームでした。<ヲイ(゚Д゚;)
あぁ、待ち受け画面もポー&リル。(笑)

Posted by: くおんみどり at 2005年03月25日 09:13

こんにちは。
トラックバックとコメントのお礼に伺うのが
遅くなってしまい申し訳ないです。

銀曜日って子供の頃に夢中に読んでいたのに、大人になって読んでもまた感動するし、改めて奥の深い漫画だと思いました。
子供の視点でも親の視点でも共通して楽しめるのです。ただ視点が少し違いますが。
子供の頃にはいまいちピンとこなかった、ポーやピーターの母親の気持ちもひしひしと伝わるようになっていました。
2人の母親は本当に子供に対して献身的な愛を捧げています。死さえも恐れないほどに。
この愛情に改めて感動しました。
また結局出てくることはなかったシャーロットのご両親の気持ちも。
あれは大切にとっておいて何度も何度も読み返す漫画かなって思いました。

Posted by: 元漫画少女 at 2005年03月19日 18:46
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